梅のつぼみも膨らみ始め春の訪れを告げていますが皆さまいかがお過ごしでしょうか?
UPDATE新江古田スタジオでは2月のイベントとして、「感触遊びを楽しもう」を開催しました。たくさんの絵の具とスライムを用意し、一人一人が好きな場所、好きなもので全身を使って感触遊びを楽しみました。
スライム作り
まずはみんなでスライム作りに挑戦します。洗濯のりと水を同量で混ぜ、好きな色をつけます。お好みでシェービングフォームを入れると、ふわふわの感触が加わります。そこに、ホウ砂液を少しずつ加えてよく混ぜると、スライムに変身です。
段々と固まってくるスライムにみんなは驚き、触ってみるとベタベタやふわふわとした感触に自然と笑顔が溢れていました。完成したスライムに、子どもたちは大興奮です。いつもはドロドロした感触や服が汚れることが苦手な子も、夢中で楽しむ姿が見られました。
絵の具コーナー
絵の具コーナーでは、壁や床に手形や足形をつけて楽しむ子や、制作した紙粘土に指で色をつけるのを楽しむ子の姿が見られました。
絵の具で手や足が汚れてしまうのが苦手な子も、友だちの描いている絵を眺めたり、野菜スタンプを使って絵を描き、楽しむことができました。
寒天遊び
その他にも人気があったのは、寒天遊びでした。柔らかい感触が気持ちよく、型抜きをして遊びました。
片栗粉コーナー
片栗粉コーナーでは、水に溶いて、ぎゅっと握ると硬くなり、力を抜くとトローっと溶ける、「ダイラタンシー」という科学的な現象を体感しました。
手作りウォーターベッド
布団圧縮袋に水を入れた、手作りウォーターベッドも大人気でした。「ひんやりして気持ちいい~」という声も聞かれ、目や耳を近づけると、まるで海の中にいるような感触が味わえました。上に乗って飛び跳ねても壊れません。
今回のイベントではスタジオ全体を使って、手や足、体全身で感触を味わうというダイナミックな遊びを楽しむことができました。子どもも大人も夢中になって遊び、様々な感触を味わうことができました。思い切りやりたいことができて、子どもたちはとても満足そうでした。
感触遊びは、触覚と固有受容覚を存分に使う遊びです。
皮膚から得た情報を処理する経験を重ねることで物を見なくても触れている物が何か分かるようになったり、物(他者)と自分の距離感を身に着けられたり、力加減の調節ができるようになったり、冷たさや硬さ、厚みなどの違いに気付くことができます。
また、力を思い切り入れることは発散にも繋がります。
これからも通常の支援だけでなく、様々な体験の機会を用意していくことで、子どもたちの興味や可能性を広げていけるような支援をしていきたいと考えています。
今回ご紹介した遊びは、工夫をすればご家庭でも楽しめると思います。材料や遊び方などご質問があれば、お気軽にご連絡ください。
UPDATE江古田スタジオ スタッフ一同
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